僕が敬愛する漫画家の一人である道満晴明(どうまんせいまん)先生の漫画「ヴォイニッチホテル」が3巻を持って完結した。
とある南の島に有るホテルを舞台に、道満晴明先生の可愛いキャラクター達が残虐な殺人やクスリ、魔女の話など「大人の童話」を得意とする道満晴明先生の長編作品となっている。
「あー、おわっちゃったのかー」という悲しい感情が出てきてます。
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ヴォイニッチホテル完結
前巻のヴォイニッチホテル2巻から2年以上もの空きがあったので、「ぶっちゃけ話を覚えてない」ということで改めて1=3巻読ませていただきました。明らかに絵柄が変わっている物の、道満晴明先生のキャラクターが漫画で動いちゃっているのがすごくうれしい。
漫画をちらっと紹介
主人公「タイゾウ」(元ヤクザ)がヒロインであるエレナ(島に古来から生存する魔女・「三人の母」の一人)に介抱されるシーン。
島の中で残虐な殺人事件を犯しているスナーク(ゴスロリ美人の義手さん、悪魔との3つ目の願い事で巨乳にした)との酒の付き合いで悪酔いに。エレナの魔女としての知識で心霊手術を行っている最中。
戻す時に心臓の場所を左右逆に設置するも、それが後の話で役に立つ。
ちなみに、タイゾウの誘惑に失敗したスナークは新婚旅行に来ていた男性を…。
行方不明になってしまった新婚旅行に来ていた男性は、スナークによって…。
島の探偵団のリーダーが、同じく団員であるアリサの姉(スナーク)を疑い、スナークの元へ。リーダーと「気持ち良いこと」をしようとするも、リーダーには拒否られ、行方不明になっていた新婚旅行の男性の元へ落とす(地下)。
その後、スナークはアリサからの元からも消え行方不明に。
スナークは悪魔と契約し、「真実のウサギ」と「悪魔の爪+2」と「巨乳」を得ていた。スナークは「悪魔の爪+2」を使って、ケーキ作りや殺人を行っている。悪魔との契約は寿命を消耗する物で、のこり時間がないところで悪魔ディモナから提案が有る。
「特別に5分だけ時間をあげる」と魂をとるまでの間に合いたい人に合ってこいという。そこでスナークが選んだのは実の妹であるアリサ。自閉症の妹アリサのために悪魔から手に入れた「真実のウサギ」は、想いを言葉にできるちからがある。
それを最後、スナークがアリサに思いを伝えるために自らはめた。
組織の金を持って逃げていたタイゾウは遂に組織の物にとらえられる。部屋で拷問を受けており、歯や片耳や指などをそぎ落とされている。
その後、心臓をゆっくりとナイフで刺されるが、本来心臓の有るべきところに心臓がないため死なずに住む。部屋に来たエレナにより、ヤクザ達は見るも無残な死に方をする。
そしてお話は終盤へ。
モット触れていたかったお話
道満晴明先生のお話は、いろいろと心をかすめてくれる作品が多いです。どこかキュンとして、ぐさっと刺さって、涙して、笑って…。僕が「大人の童話」という表現方法を知った時に、「なるほどな」と思ったのです。本当に道満晴明先生の漫画は好きです。
今回の長編は3巻で終ってしまった。「モットこの世界に触れてたかった」と嘆く感じです。
あー、切ねー、漫画終ったのが切ねー。もっとヴォイニッチホテルの世界にはっていたかったなー。外電とかダメかなー。いいなー。
あの猫も見れた
道満晴明先生の作品「性本能と水爆線」が僕の中のファースとコンタクトです。その作品に出てきた「ヨチ猫」がちらっと出てきて、すっごいうれしかった。恐ろしく懐かしく(と言っても最近その作品自体を読んだ)ここぞとばかり深い記憶をくすぐってくれた。
やっぱり先生の作品好きです。本当です。出来れば色んな人に読んで欲しいです。
それにしても、先生の「単眼娘」とかそういうのがかなり僕に影響を与えたなー。ありがとうございます。先生か僕が死ぬまで、キット僕は先生の漫画を読み続けます。