自宅に手頃で信頼できるNASがほしい——そんな思いから始まった今回の買い物。これまではNetGear製のNASを使っていたのですが、ある時期から外部アクセスが不可になり、やむを得ずローカル機能のみで使うようになっていました。「もっと安心して使えるNASがほしい」と思っていた矢先、出会ったのがUgreenの4ベイNAS「DXP4800 Plus」でした。
購入先はちょっと珍しい、クラウドファンディングの「Green Funding」。最初は「本当に届くの?」と不安もありましたが、結果的にはとても満足できる一台に出会えました。この記事では、購入に至るまでの経緯から、実際に使ってみた感想まで、リアルな体験をお届けします。
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NASを探していた理由とUgreenを選んだ決め手
写真や動画、仕事のファイルなどが増え続け、クラウドだけでは手に負えなくなってきたのが背景です。NAS導入を考えたとき、SynologyやQNAPといった王道ブランドも候補に入っていましたが、Ugreenの新製品がGreen Fundingで先行販売されているのを見つけ、興味津々に。
実は購入前、Ugreen NAS専用のDiscordに入り、ユーザーの声や使用感を徹底的に調べました。Redditでも調べ尽くし、結果的に「よし、安心だ」と確信。中でも気になっていたのが写真管理アプリの使い勝手。SynologyのSynology Photosのように、相手に簡単に共有できる機能があるかが鍵でした。仕事で撮影した写真をクライアントと共有する際、ギガファイル便やクラウドストレージを使わずに済む環境を作りたかったのです。Discordで質問を重ねた結果、それが問題ないことが分かり、購入を決意しました。
Green Fundingでの購入体験——一悶着ありました
このNAS、実は購入開始時点でちょっとした事件が。UgreenのNAS Discordに参加して情報収集をしていた僕は、購入開始の1時間前からPCの前でスタンバイ。ところが、いざ販売開始となったタイミングでサーバーが不安定になり、目当てだったアーリーバード枠を逃してしまいました。これには正直ショック……。完全にGreen Funding側の落ち度でした。(全く許してねーからな)
とはいえ、その後の資金調達額は順調に伸び、7億、8億、9億円と達成。多くの支援者が集まったこともあり、「これは期待してよさそう」と気持ちを切り替えました。
購入後の発送はやや遅延があり、不安になる場面もありましたが、数週間後には進捗報告が届き、最終的にはしっかり届きました。クラファンならではのリスクはありますが、それもまた一つの体験。無事に届いて何よりでした。
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実際に届いたNASの開封と第一印象
届いた箱を開ける瞬間のワクワク感。Ugreenらしいシンプルで洗練されたパッケージデザインは好印象でした。
本体はマットな質感で、4ベイとは思えないほどコンパクト。フロントパネルはマグネット式で簡単に外せて、HDDの装着もツールレス設計。東芝製のN300シリーズのHDD(8TB×4)を採用しました。WD REDが定番ですが、信頼する先輩の「こっちがいいぞ」という一言で決定。先輩の言葉は絶対です。
東芝 N300 8TB NAS 3.5インチ 内蔵ハードドライブ - CMR SATA 6 GB/s 7200 RPM 512 MB キャッシュ - HDWG780XZSTA
セットアップして感じたこと
電源を入れてすぐ、専用OS「UGOS」でのセットアップを開始。UIは直感的で、アカウント作成からRAID構成まで迷わずに進められました。今回はRAID5を構成したため、初期化には8〜9時間かかりましたが、それ以外の作業はスムーズ。余っていたM.2 SSDを2枚(対応製品)差して、キャッシュ用と作業用ストレージに分けて利用しています。
ちなみに、RAIDを組まなければ初期設定は数分で終わる印象。初心者でも安心して使える設計です。
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実際の使用感:静かで速い、でも時々クセあり
まず驚いたのは静音性。本体自体はとても静かで、デスクの上に置いても気になりません。ただし、N300のHDDはわりとゴリゴリ音を立てるので、HDD次第では印象が変わるかもしれません。
そして、速度がとにかく爆速。実は今回は10GbE環境で構築し、NASとPCを直接10GbEポートで接続。さらにもう一つのLANポートでインターネット接続を行う構成にしました。ハブを介さずに済むので、シンプルかつ高速な環境が実現できています。
Wi-Fi 6環境でも100MB/s前後と十分な速度を確認。UGOSアプリも基本的なファイル共有、メディアサーバー、バックアップなど一通り揃っており、スマホからのアクセスも快適です。ただし、モバイルアプリはまだ発展途上感があり、たまに不安定になることも。
さて、肝心のアプリですが、「写真」というものでSynology Photosと同じ事ができました。コレで安心です。写真のアルバムをそのまま共有できる(限定的なURLの発行やダウンロード制限など)のが良いですね。ファイル自体の共有も可能ですが、ファイルはサムネイルが着かないのでコレはおそらくアップデート待ちだと思います。URLをわたすだけで相手に届くってのはやっぱり素晴らしいですね。今でかい仕事をしているわけでは無いですが、こういうのがストレスフリーになるのは本当に良いです。
他社製NASと比べてどうか?
SynologyやQNAP、そして以前使っていたNetGearのNASと比べると、細かい設定の自由度やアプリの完成度ではやや劣る面もあります。特に仮想化やDockerなど、高度な運用を求める人には物足りない部分も。
しかし、「できて当然」の基本機能はしっかりしており、転送速度や静音性の面では満足。特に10GbE接続の恩恵は大きく、これまでにない快適さを感じています。
更に言うと、開発頻度がめちゃくちゃ早いです。(記事執筆時から見て)まだOS出てから1年経ってないんじゃ無いですかね?要望をたくさん取り上げ、それを導入して行っている感じですね。
総評:トラブルも含めて満足できる一台
Green Fundingでの購入では、開始時のサーバートラブルや発送遅延など、いくつかの壁がありました。しかし、それも含めて今となってはいい思い出。届いてからの使い心地は非常によく、UgreenのNASにして本当に良かったと感じています。
初めてNASを導入する方、特に家庭用途で考えている方には強くおすすめできます。
これから購入を検討している方へ——クラファンには多少のリスクがありますが、それを乗り越えたときの満足感は格別です。しっかり調べて納得して選べば、あなたにもきっと「これにしてよかった」と思える一台が見つかるはずですよ。
とりあえず、Ugreen NASを購入すると決めてから集めていたアイテムを最後に列挙します。
先輩が良いと行っていたHDD
東芝 N300 8TB NAS 3.5インチ 内蔵ハードドライブ - CMR SATA 6 GB/s 7200 RPM 512 MB キャッシュ - HDWG780XZSTA
キャッシュやエクストラストレージとして使えるM.2(速度こだわらない人は要らない)
Cat7のケーブル
ちなみに、NASに2本CAT7が導入されますが、あれはPCのある机や、ルーターの近くに置く人用のケーブルですね。僕の環境では短かいだろうとふんでいたので導入です。10GbEの恩恵を受けるには必須。
次の記事では10GbE接続時に詰まったところでも紹介していきたいなと思います。