たくろーさんが死にました。16歳でした。最後は家の中でした。
たくろーさんが2015年11月4日になくなりました。家を引っ越す前からわが家にいて、家の年齢より年上です。がんばった。ありがとう。たくろーさんありがとう。
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たくろー死去
書こうと思う気はぶっちゃけない
たくろーさんが死んだことをぶっちゃけ書きたくない。それでも、色々写真をネットにあげていって、色んなアクションをもらったり、たくろーさんのことを「長老」と呼ぶ人もいたりした。そんなタクローさんの報告がSNSだけでいいのだろうか。いやだめだろ。しっかり書いておこうよと。
ただ、思い出をかいていくのは僕の心のキャパシティを貼るかに超える物で、なので、なので。
11月4日、その後の火葬場の話しだけでも書こうかなと。
11月4日に死亡
ぶっちゃけ、2015年の中ごろに一回息が止まって、「ああ、もう無理だ」と思っていたんだけど、また復活して、なんか普通に歩き出して、なんか普通だった。たぶん、そこでお別れしててもおかしくなかったんだけど、まだ生きてくれていた。そこから数ヶ月経った11月4日。
日々弱っていくタクローさん。ごはんを食べなくなってきてて、そのまま寝て生活が続いていた。そして数日水も餌も食べなくなって、病院で点滴とかそういうことを考えていた。
そんなある日、その日はタクローさんがごはんを食べ出した。水も飲み始めた。「あれ?げんきになったじゃん?」とかみんな思っていた。ごはん食べた記念に写真も撮った。
https://www.instagram.com/p/9pK8x4if1a
なんか段々と身体が膨らんでいって、また元気になっていくんじゃないか。そうおもっていた。
この写真を撮影した、ほんの数分後にタクローさんは死んだ。
母は「餌を一気にやりすぎた、私が殺した」と言っていたけど、ぶっちゃけ老衰だからいつ死んでもおかしくないだろうと、そう思う。だから苦しんでもないぞと。一瞬だし。ほんの一瞬だったし。
「たくろーさんは、最後、元気に見せたかった。だから一杯食べた。」GUMIさん(嫁氏)はそう語る。犬の最後の抵抗。最後は元気だよアピール。やめちくりー。
11月5日に焼く
事前に準備していたのかわからないが、翌日に焼くことにした。GUMIさんの指示で保冷材などで腐敗を抑え、たくろーさんを「保存」した。11月5日。動物病院近くの火葬場にたくろーさんを持っていた。
弟は仕事があったので、弟とばーさんいがい、たくろーさんの最後を一緒に過ごす。
火葬場は、人間の物に比べると、なんとも殺風景で「焼く施設」と言う感じがだった。たくろーさんをレールの上に置き、焼却炉へいれる。
火葬のボタンは父が押した。
すると、轟音と共に、さっきタクローさんが入っていった部屋が燃えているのがわかった。
僕はまばたきせずに見ていた。でも無理だった。見ているのが辛い。別のことを考えようと思っていても、出てくるのはタクローさんの思い出ばかり。何で僕はそんなことを思いながらこの文章を打たなければならないんだ。
思わず、MacBookをたたき割るぐらいムカツク。
たくろーさんが出てきて、、ってか骨になってて、骨壷にいくつかの部位を入れた。骨なんて、めちゃくちゃ細くて、頭蓋骨はしっかりと残っていた。たくろーさんはガチャ歯だったんだけど、それがしっかりと出ていた。頭蓋骨って綺麗なんだね。
骨壷にたくろーさんをいれて、その晩はみんなでラーメンを食べて帰った。
今のタクローさん
https://www.instagram.com/p/9usFgkif5M
実は、11月4日は僕と嫁氏の結婚記念日だった。1日遅れたけど、嫁氏に花をプレゼントした。そしたらその花がたくろーさんの横に置かれていた。いや、いいんだけどさ。
これが今のタクローさんです。骨です。骨ッコです。ゆーさんは何かの匂いを感じ取って、コレに群がるので低い位置には置けません。旨そうな臭いでもするのだろうか?
これからのわが家
たくろーさんが居なくなった。でも、ゆーさんがいる。たくろーさんのかわりに、ゆーさんがメッチャかわいがられている。タクローさんの分を取り返すように、ゆーさんがメッチャ可愛がられている。ゆーさんはなんかメッチャ震えている。おびえてるのか?メッチャ震えている。
たくろーさんが居なくなって、今日で9日。やっと書かせて頂きます。「泣かずに書こう」なんて思ったけど、そんなことは不可能で、鼻水や涙まみれの顔でココまで書かせて頂いた。
たくろーさんありがとう。ありがとうよ。いつかそっち行くから。いつかそっちいくからまっててくれ。