iPhone 15 Pro Maxを手に入れたタイミングからずっと使っているsmallrig社製の専用ケージを四ヶ月使ったのでレビューします。
まず僕自身、ケースの入れ替えを頻回に行う人手は無いので、コレは付けっぱなしにするだろうという認識で導入しました。
導入前にいろいろと調べていて、iPhone 15 Pro Maxを撮影機材よりで使いたいなーってことで、いくつかの候補がありました。ひとつは、AppleのiPhone 15 だけで撮影した動画でも使われたBeastgrip社のBeastcage for iPhone 15 Pro Maxです。こちらは撮影でガシガシ使う用のケージで、アダプターでレンズを取り付けたり、たくさん空いたネジ穴で拡張しまくったり出来る物です。ホットシューが空いていたりなんてものもありました。
二つ目の候補としては、シンプルにMomentのケースです。コチラが最も導入予定だったのですが、まさかの当時日本で売られていないというダメダメ仕様だったのであきらめました。ケース自体は売られてましたが、その他アダプタ類が売られてなかったので「あー、そう言うスタンスね」ということでやめたことになります。もし売っていたらこっちにしていた。
そして、三つ目が今回手に入れたSmallrig社のケージです。拡張バリバリ、専用ハンドルありでとにかく強い…といったところです。「動画撮るでしょ」ってことでコチラにした流れになります。決め手としてはハンドルがアリナのと、Momentレンズが使えるという点でした。
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Smallrig社製iPhone 15 Pro Max用ケージを使ってみて
まず、率直な感想としては「でかい」です。日常で使う予定だったので、「お、おぅ」ぐらいのファーストコンタクトでした。大きさについては事前に段ボールで実寸大のを作って確かめていましたが、金属塊になると又印象が違います。とにかくデカイです。
あと重いです。これも事前な数値を確認していたので重いだろうなと。重いです。他の人も「重い」と言われます。つまり、ファーストコンタクトは「デカくて重い」です。ただしソレはあくまで一般的なスマートフォンとしてと言うところです。すでにiPhone Pro Maxな時点で大きいですが、ソレよりでかくなります。フラップがある折りたたみスマホケースを使っている人のスマホぐらいの印象があります。
このケースには、後述しますが1/4がたくさん空いていて、ホットシューもあります。又ハンドル専用の穴が縦位置用、横位置用とそれぞれあり、「撮影に特化したスタイルに出来る」スマホケースだと言えます。
ただし、「がっつりと飾って撮影をしたのか」と問われれば、やってないです。そもそもそう言う撮影の時はそういう機材を当然使いますので。
ってことで、めっちゃ拡張できるいけど僕自身そんなに利用しなかった。って感じになります。
1/4やらホットシューやら色々と空いています。こちらの3つに並んだ部分は、1/4のネジ穴かつ、専用ハンドル用の穴になります。1/4はそれぞれの辺に最低2個空いています。拡張性は申し分ないです。
電源ボタンはゴムっぽい素材です。めちゃくちゃ堅く、めちゃくちゃ押しづらいです。ココはかなり残念ポイント。
スイッチ一つであくケース。ケースにはスライドさせてiPhoneを挟みます。スイッチに触れた瞬間に空いちゃうぐらいクイックですが、その反面、まじで落下リスクがあります。これは個体差?なのかな?
ちなみに背面露出しているのでめっちゃ傷つきます。
Blackmagic Camera
当然ですが、撮影にはBlackmagic Cameraを利用します。
Blackmagic Cameraアプリは、iPhoneにBlackmagicのデジタルフィルムカメラの制御と画像処理機能を追加します。これにより、ハリウッド映画のようなシネマティックなルックを作成できます。インタラクティブなコントロールで簡単に設定を調整し、業界標準の10-bit Apple ProResで4Kまで対応しています。また、Blackmagic Cloudに直接収録可能で、世界中のエディターとDaVinci Resolveプロジェクトでの共同作業が行えます。
https://www.blackmagicdesign.com/jp/products/blackmagiccamera
「10-bit Apple ProResで4Kまで対応」これですよ、これのためですよ。
要は、良い感じの映像を最強に撮れるのがこの組み合わせって事です。なので映像バリバリ仕様のケースが良いのです。
ちなみに、編集環境とかも当然必要になりますので、そう言うのが無い人にとっては無用の長物になります。若しくはソレをきっかけに始めるってのもありです。
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ハンドルを付けたり拡張性がある
コチラは専用ハンドルです。突起が二つある部分をはめ込むという物。
前後にある板を押さえるとクイックに取り付け、取り外しが行えます。コチラはふとした瞬間に押してしまっても外れないです。ちゃんとしっかり押さないと外れない仕様となってます。ただし、写真のように、本来ゴム板がある部分が外れました。これは、もうまじでむかつきました。ゴム板が無くても問題なく動作します。
縦位置の撮影時のハンドルの位置。こんな感じで取り付けられます。左右に二つぐらいあると良さそうです。でも僕はケチったので片方のハンドルだけにしました。
横位置だとこういう感じ。とりあえず、普通にスマホを持つよりかなり安定します。コレは本当にスゴイ。ハンドルがあるのと無いのとだと手ぶれ感が全く違うと言えます。
ハンドルにはノーマルハンドルとリモコンハンドルがあり、コチラはリモコンハンドル。RECボタンになります。Bluetoohtで接続してシャッターを押すといった感じです。ちなみにBlackmagic CameraのRECも押せます。コレは割と便利。ボタンを押したときのショックがあるので写真にはあんまり向いていないなと思います。ただし、遠隔で使えるので遠隔用のシャッターとして使うのならばアリです。
Momentレンズは使わない
Momentのレンズが取り付けられる溝が掘られています。この部分は交換できて、Mレンズ、Tレンズ(こちらもMomentの規格)の取り付けが可能。さらにはここに専用のフィルターを取り付けるオプションパーツもあります。
ちなみにMomentのMレンズは「取り付けられるけど使えない」と言った印象です。僕が持っているのは旧型の方で、iPhone 15 Pro Maxのレンズにはあまり言い印象では無かったです。むしろ変。T型レンズは使ってないのでわかりません。
僕が求めたオプションであったはずなのに、使えないとわかってがっかりです。
専用NDフィルターは小さくてだめ
Smallrigより、この部分に取り付ける専用のフィルターアダプターがあります。マグネットアダプタとなっており「専用のフィルターしか付けられないフィルターアダプタ」です。Smallrigのフィルターも使ってみましたが、正直コレは…といったところ。
なんと、僕が使おうと思っていた「ワイドレンズ」でフィルターがケラれるという結果です。つまりフィルターが小さいんです。
僕が思っていた撮影は、ワイドも標準もテレもいけるスーパーカメラだったのですが、NDフィルターが使えないとわかると日中使えなくなりました。もっと大きいフィルターは世の中にたくさんあるのに、これは設計をミスっていると思われます。
他の選択肢としては
んーってことで、色々と触った結果、人によってはこのケースじゃない方が良いかも知れません。候補としては、Beastgripの「スマホを別途挟むリグ」にして、Momentやオシャレを見越してNOMADにしていたかも知れません。
コレ単品で終わらせたいならばアリ
なんやかんやいいましたけど、ハンドルが便利すぎて実は変える気がありません。もちろん別のケースを使う機会があればそっちに移る可能性は十分にあります。そのときはもう撮影で使わないだろうなーといか、Beastgripのケースを挟むヤツを手に入れたときだと思います。
こんなめちゃくちゃ言ったけど、どうですかね?
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