撮影機材に「あんまりお金をかけたくない」って思っていた時期があって、そのときに自作した「レフ板」を紹介したいと思います。「レフ板」ってのは、撮影時の色々な光を調整するために役立ってくれるアイテムで、これのおかげで写真における光の操作ができちゃうわけです。シェイドやシャドーなんていうのをいじったり、まぁ、とにかく写真に置いてかなりレフバンってのは必要なアイテムです。もちろんそれ無しでも写真としては問題なく撮れるのですけど、有った方が自分の思った光の感じに出来るのでとりあえず持っておけって感じです。
この「自作したレフ板」以降、お金をためていろいろな撮影機材を買ってきましたけども、まだまだこいつの出番はあって、「とりあえず一つ持っておくと使えるレフ板」として存在しています。使い勝手が良いように自分で作ったのでそりゃ出番はありますよ。
正直「買ったほうが丈夫でちゃんとしている」のは確実なのですが、自作なので「好きな大きさで、手軽に」作れるって反面もあるんですよ。そんな「自作レフ板」を紹介したいなと思います。
過去の僕みたいに「あんまり撮影機材にお金をかけたくないなー」とか「撮影機材をDIYしたいなー」って人は、是非ともチャレンジしてみて欲しいです。
それでは自作レフ板の作り方を紹介していきます。
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光を操る、撮影時に役立つ自作レフ板の作り方
まず、自作レフ板を作るのに必要なアイテムをご紹介します。ぶっちゃけこれらは家にあったので僕にとってはほぼ無料でしたが、普通に一般的に売られているレフ板を買うよりは確実に安いです。
自作レフ板を作るために必要なアイテム
- 大きめのスケッチブック(白)
- 黒い画用紙(ケント紙があれば良い)
- アルミホイルロール
- 接着させるためのノリ
察しが良い人は、この材料を見ただけで「なるほどこれでああいう感じでレフ板になるのか」と思えるはずです。それぐらい自作レフ板の作り方は簡単です。
スケッチブックの「白い紙」自体を「白レフ」として、黒い画用紙(ケント紙がベスト)をそれに貼り付けて「黒レフ」、そしてアルミホイル面で「銀レフ」を作ってしまおうってことです。
そんなこんなで出来上がった自作レフ板はこちらになります。
デフォルトの「白レフ面」で白レフです。もうこれだけでも十分立派に機能してくれるレフ板なんですよね。光を跳ね返せば良いので、そりゃこれで完成です。
スケッチブックの見開きに「黒画用紙」を貼り付けた「黒レフ面」白い面がちょっとはみ出てますけど、ぶっちゃけこれぐらいのはみ出具合なら全くもってレフ板的には問題視です。黒レフの主な用途としては、光を迷光させないため(部屋の壁とかで変な反射をさせないため)にあえて置くやつです。めちゃくちゃ広い部屋で無い限り、部屋の反射ってめっちゃあるんでデスよ。それをあえてさえぎるためのアイテムとなります。
先にも書きましたが、画用紙というより「ケント紙」に近しい紙のほうが黒レフには良いです。
そして、クシャクシャにしたアルミホイルを貼り付けた「銀レフ面」。銀レフは白レフよりも強力に光を反射させます。なので、使いどころによっては難しいですけど、基本としてとりあえずあった方が良いです。くしゃくしゃにした理由は鏡みたいな反射にならないようにしたいからです。
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はい…ってことで、かなり簡単な作りですが、これが僕が使っていた(たまに今でも使う)自作レフ板です。材料はほんとすぐ手に入るし、すぐ作れるってのがポイントですね。それでいて実際に「レフ板」としての効果があるんですよね。
ぶっちゃけ揃えようと思ったら100均でもすぐに手に入りそうなアイテムばかりですけど、しっかりレフ板として機能してくれます。
こいつの何が良いのか?それは「スケッチブック」ってことで「ブックタイプ」になるから「立てて利用できる」って点ですね。テーブルなどに立ててレフ板として使って、「物撮り撮影」でも使えるってことです。
レフ板の詳しい使い方については今回は割愛しておきます。
実は色味があるので注意
実は、「白いスケッチブック」といっても「いろいろな白」が存在していて「青み」がかっていたり、「ちょっとオレンジ」っぽかったりと、あつかっているメーカーによって「白色」が様々あります。
「どうせRAWで現像するんだからそんなことは気にしない」って人ならそれでいいと思うのですが、それがやだなーって人にはもうひと工夫必要です。
(「ブックタイプ」で立てて便利に使えても、色が違ったらアレなんですよね。)
なので、そういう人は「ケント紙」ってのをスケッチブックに貼り付ければ良いのです。ちゃんとしている「ケント紙」ならある程度いい感じの「白」が約束されていますからね。
自作レフ板を作ってみよう
撮影機材を買い漁った今でもたまに活躍する自作レフ板の紹介でした。作ったレフ板を実際に使ってみて、「ちゃんとしたレフ板やっぱほしいな」ってことで今ではいくつか家にレフ板が存在します。それでも「ブックタイプ」で立てられるとかは結構重宝するので、おすすめであるのは確実です。
もちろん、「レフ板」は買っちゃえば良いのです。持てる財力を使って「買っちゃおっかな」でレフ板を買う選択もありです。
あくまで「自作していた」のは「学生時代」ってことです。
いや、でもやっぱ自作してみたほうが良いかもしれない。「あぁ、紙の色でハイライトが変わるんだ」とかが理解できるので、それはそれで学びにつながるかもー。
ってことで、やっぱ自作レフ板作ってみてください!
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