眉月じゅん先生による漫画『恋は雨上がりのように』を改めて読み返しました。2018年のはじめからノイタミナ枠でアニメ化が行われ、5月には実写映画化がされた「恋雨」といわれる作品です。主人公の女子高生「橘あきら」役には小松菜奈さんが、そしてあきらが恋する相手のファミレス店長「近藤正己」には大泉洋さんが起用されたことでも話題に。あきら役の小松菜奈さんのハマり具合がやばい映画らしいですね。
『恋は雨上がりのように』のアニメが終わり、映画化されると言うことで、改めて原作漫画を読み返したわけです。
今回、あきらが近藤店長に対する秘める想いを知っているファミレス「ガーデン」のキッチン担当である「加瀬 亮介」(劇中は磯村勇斗さん)について改めて観ることにしました。
加瀬 亮介といえば、当初の印象はものすごく最悪です。「は?なんねコイツ、天罰下れや」ぐらいに思ったのを覚えています。JKあきらから店長への恋心を知りつつ、「君と店長はうまくいかない」と言い放ったりしていたから。
それでも『恋は雨上がりのように』の話が進むと、加瀬は悩んでいるあきらにたいしてフォローするなど、良い面を見せてくることも。
そんな加瀬 亮介を改めてみて、愛でたいなと。
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「恋雨」加瀬 亮介、最初はメチャクチャ印象悪い
あきらが想う店長への恋心を知った加瀬 亮介は、半ば強制的にあきらにデートを申し込みます。秘密を握られ断ることが出来ないまま、あきらは加瀬とデートすることになります。
ちなみに、加瀬 亮介、彼女の友達にさえ手を出すほど女癖が悪いという設定を持っています。チャラ男風だったのでより印象が悪いです。
なにが「フー」だよ。
加瀬 亮介は、あきらとのデートで言い放つ
そしてあきらがいやいや言ったデートの終わり、加瀬 亮介は「君と店長はうまくいかない」と言い放つ。
してやったり顔がよりむかつく。何様やねん!
ふぁーww
さすがチャラ男の加瀬 亮介。やることなすことがアレですわ。
とにかく加瀬 亮介の最初の印象が悪いなーってなりました。
加瀬 亮介は血の繋がってない姉に恋い慕う
加瀬には血の繋がらない姉(珠子)がいます。そして加瀬は、実は姉に対して恋い慕っているののですよ。その様子が分かるのがこんな感じである。
加瀬 亮介が姉を恋い慕う
フラれる度に、加瀬(弟)の家に愚痴りに来る姉・珠子。その愚痴を聞き慣れているのか、聞いているにもかかわらずご飯を食べています。
この話で、加瀬 亮介と珠子は血の繋がっていない姉弟だということがわかります。
「今では本当に血の繋がってる弟だと思ってるよ。」の発言をスルーするあたりから「ん?」ってなってくるんです。
そして、加瀬が食べているミネストローネ。
このミネストローネがじつはですね。
ミネストローネは彼のために作ったモノ
珠子をふった相手(彼)のために作った料理だと知らされます。そして食べているスプーンが食べるのが止まる加瀬。
このシーンで加瀬 亮介が姉に対して想っている気持ちが読者に刺さる刺さる。
加瀬、お前もつらいんだな
初っぱな、「なんねこのチャラ男」って印象だったけども、加瀬の置かれている状況からその反発としてああいう「女癖の悪さ」に繋がっているのではないか。
そう考えると、加瀬 亮介というやつは…、可愛いなって思えてきませんか?
もうさ、加瀬は辛いんだよ。この状況が辛いんだよ。可愛そうじゃん。なんか加瀬 亮介のサイドストーリーとか出してほしいよ。
しかし、弟としてみられるのもまんざらでもない
先の話の後にちょっとしたデートをすることに。本来ならば珠子の彼氏(元)と来るはずだった遊園地です。。
「持つべきモノは心優しい弟ね」の姉の発言に加瀬は…。
こうなる。
いや、
可愛い。
恋い慕う、それでも弟として位置することもまた良しとする。
一見チャラ男な加瀬 亮介の心の中はとても複雑なのだろうなと。
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『恋は雨上がりのように』を読み返してみるとやっぱり良い
ということで、漫画「恋は雨上がりのように」を改めて読み返しました。今回は加瀬 亮介にスポットを置いて観てみました。最終巻では、ちょっとやらかしてアレしちゃいますが、加瀬 亮介はm根は良い奴で自身にも密かな想いを持っていたキャラクターでした。
「君と店長はうまくいかない」の発言って、自身に対しての発言でもあるんでしょうかね?
そう考えてくると、やっぱり加瀬 亮介という人物は可愛く見えてしまうのです。
ただ、女癖が悪いのは良くないと思います。そこは治そう。
映画「恋は雨上がりのように」は、毎度の通りディスクが出てからにしようと思います。