韓国人のイラストレーターであり漫画家、アーティストのKim Jung Gi(キム・ジョン・ギ)さん。彼のやべー漫画SPYGAMESを手に入れたしまったわけです。彼は「世界一絵の上手い漫画家」として有名な人で、その人の書いた漫画ということで、かなりすごいことになってます。
ボクは大友克洋さんや寺田克也さん、田中達之さんの画風が好きで追っかけていて、その探している合間にキムジョンギさんの絵を見ました。彼のライブドローイング(書いている様子を公開している)を見て、下書き無しでやべえイラストが出来上がるのがスゲえと思って一目惚れでした。もちろんその絵ができていく途中もスゴイんですけど、出来上がったイラストがもっとスゴイんですよね。
※大友克洋…AKIRAとか童夢、めっちゃ絵がうまい
※寺田克也…めっちゃ絵がうまい
※田中達之…めっちゃ絵がうまい
つまり、そんな絵がやべえひとの漫画ってことです。今回手に入れた「SPYGAMES」は、想像を超えるほどヤバくて…もうね、超絶気に入っちゃったわけです。
※この記事は2018/08/25書き直しました
追記管理者より
彼は、2022年の10月に突如亡くなった。それをきっかけにコノ記事にたどり着いた人もいるだろう。彼の全てをわかっているわけでは無いが、彼のライブドローイングでも見ていってやって欲しい。そして知って欲しい。彼という偉大なアーティストを。
RIP
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上手すぎる絵を描くKim Jung Giの漫画「SPYFAMES」
まずは漫画を紹介する前に、キムジョンギさんが一体どんなイラストを描くのかをご紹介します。出来上がった絵を見るよりYouTubeで公開されているライブドローイングを見た方が良いと思うのでご紹介させて欲しい。
Kim Jung Giのライブドローイング
一枚の巨大な紙にたいして、筆ペン(?)をつかってたくさんのイラストを描いていくキム・ジョンギさん。それぞれ組み合わさって一つの場面に見えるていきます。
韓国のオンラインゲーム会社GameHiが開発したオンラインマルチプレイFPS「サドンアタック」のために書かれたイラスト。いやいや、キム・ジョンギさんの空間認識能力がチート過ぎます。メチャクチャ立体感があり奥行きが分かるようなものです。
一人のバイク乗りを機に(この時点でヤバいけど)様々なキャラクターがそれを取り囲んでいきます。メッチャ細かい作業をしています。そしてやっぱり空間が現れてきます。
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筆でよくあそこまでかけるなーって関心もありますし、書いている様子もそれ自体がアートになっちゃってます。空間がイラストの中に現れていくのはマジでスゲえって思います。
そして、そんなKim Jung Giのイラスト集の前に漫画「SPYGAMES」を見つけてしまったのでそちらを購入しました。先の映像を見た後だったので、即ポチでしたわ。
これがKim Jung Giの漫画、SPYTGAMES
手に入れた漫画SPYGAMESです。いきなりやべえと思ったのが、表も裏も表紙が繋がっているところ。銃撃戦的な物が描かれています。
キム・ジョンギさんの漫画で「やべえ、どうなってんだよ」と思ったのは、アイテムの配置です。こういうのって、漫画家さんって意識しているのかな?机の上に置いてあるアイテムとか、落ちているモノの位置が、場面場面で一緒なんです。一つの部屋を3D的にイメージして、そのカメラの位置を切り替えてコマを決めているのか、まじでモノの配置が一緒なんです。
たとえば、上の写真で言うと、テーブル置くノマドから男が侵入してくるシーン。ここで、キッチン棚の上の壁には小さな鍋などが壁に下げられているが、男が窓から侵入して着地するシーン(2枚目の小さいコマ)でもその配置が一緒なのです。細かすぎる。
ということで、キム・ジョンギさんをオススメ
今回のKim Jung Giさんの漫画。まじでアートです。この量の絵を描くんだから、多分ものすごい時間かけて漫画を書いている。漫画って言うよりアート集です。それぐらい感銘を受けました。
Kim Jung Giさんの絵は、ボクと一緒のように、大友克洋さん、寺田克也さん、田中達之さんの絵が好きならおそらくハマります。もし、その中の誰か一人でも好きだったら、是非ともこの漫画を一読して欲しいです。いや、一読で足りるだろうか、メッチャ細かく見てしまうだろうなと思います。
ちなみに、今回焦りすぎて、「フランス語バージョン」のSPYGAMESを手に入れました。これってさ、他の言語アルの?Amazonで販売されていたのはフランス語バージョンで、なおかつイギリスからの発想でした。だから話の内容は正直分からないです。
英語版とかあったらそっちも手に入れたいな。