とある携帯回線で購入したタブレットが動かなくなったからどうしよう…という相談を受けた。
「そういうことあるのか？」と現物を見せてもらってかなり驚く。
充電用のケーブルを外した状態だと5分ほどで電源が落ちてしまうレベルまで劣化。どうも3年前に購入したタブレットで、もうケーブルに繋いでおかないと使えないとのこと。
そのタブレットの主曰く、「新しいタブレットを考えている」「LINEは使いたい」ということだった。
その携帯回線ショップで新たなタブレットを購入するという選択もあるのだが、無理して払わなくてもAmazonのFireタブレットでいいのではないだろうかと提案をしてその流れになった。
- タブレットをFireタブレットにする
- LINEのアカウントを引き継ぐ
この2点を行ったのでそれのメモです。LINEアカウントの以降ってやっぱく糞めんどくさいですね。糞仕様だと思います。
ちなみに、ボクはLINEを所持してません。不要なので。あと、あくまで個人的メモなため自己責任でオナシャス。
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FireタブレットにLINEアカウントを移行する
今回のメインとなるところは、タブレットで使っていたLINEアカウントをそのままAmazonのFireタブレットに移したいじゃーってことになります。そして契約していた某回線は解約しちゃいます。
ただ、解約しちゃうとLINEの仕様のおかげで大変なことになっちゃうのでそれの対処などもやりたいです。
0.前準備としてやること
今回の相談相手は、色々と足らないモノがあったのでそれらを揃えていきました。
- 新規のGoogleアカウント
- 新規のFacebookアカウント
まず、始めにGoogleアカウントを所持していなかったため、新規で作ることにしました。後述するAndroid端末からFireタブレットに移行するための手順にGoogleアカウントがあるとかなり円滑に行えるのでほぼ必須です。
ちなみに、使う機能としては、「Googleのメールアドレス」「Googleドライブ」です。
そして、Facebookについては、アカウントの以降の際にあったら円滑になるために新たに作りました。先に作ったGoogleのメールアドレスを使っての作成です。
Googleのアカウント作成については、ガラケーを持っていたので、そちらの電話番号やメールアドレスで製作しました。
1.移行させたいAndroidタブレットの準備
バッテリーがダメダメで、処理自体ダメダメなタブレット端末をAとしておきます。
このタブレットAでやる作業としては、LINEのアカウントに「メールアドレスの登録」と「Facebookアカウントの登録」「トーク履歴の引き継ぎ」の3種類です。
AタブレットのLINEアカウントを見てみると、どうやらタブレット用に製作された電話番号で登録されていました。それだと、タブレットAを解約したときに1年後以降、その番号を利用されたらLINEアカウントが使えなくなっていまいます。
それを防ぐために「メールアドレスの登録」と「Facebookアカウントの登録」を行います。
ぶっちゃけメールアドレスだけでも良いのですが、「もしも」の時用のバックアップだと思って登録しました。
AタブレットにFacebookアプリを入れ、そこにログイン。その後LINEの[友だち]タブ＞歯車マークの[設定]＞[アカウント]よりFacebookを連携します。
そして「トークも引き継ぎたい」とのことだったので、「トーク履歴の引き継ぎ」の設定も行います。
やり方としては、[友だち]タブ＞歯車マークの[設定]＞[トーク履歴のバックアップ・復元]を選択し、トーク履歴のバックアップ方法に「Googleアカウント」を設定してあげれば良いです。
そのページの「前回のバックアップ」に日付や容量などが書いてあればバックアップ成功です。
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ということで、移行させたい端末Aタブレットの設定は以下の通りです
- アカウントのログイン方法を「メールアドレス」と「Facebook」の二つ行う
- Googleアカウントを利用して、トーク履歴をGoogleドライブに全て保存
これだけやっておけば良いです。
そしてそして、[友だち]タブ＞歯車マークの[設定]＞[アカウント引き継ぎ設定]より、「アカウントを引き継ぐ」をONにします。
これにより、24時間以内であればアカウントを別端末で引き継げる状態になります。
2.Fireタブレットでの前準備
さぁ、LINEアカウントの以降だ！…の前にFireタブレットでLINEを使えるようにします。
実は、Fireタブレットはそのままだとその他アプリがインストールしづらいようになっています。なのでプチ改造を先に施します。
- Google Playをインストール出来るようにする
- Google PlayストアからLINEをダウンロードする
やることとしてはこうなってますが、Google Playをインストールを先にしないと色々なアプリが入れられないのです。
まず先に、Fireタブレットの設定から[設定]>[セキュリティ]>[不明なソースからのアプリ]をONにします。これにより、Google Playをインストールする前準備が出来ます。
そしてここから先はFireタブレットのOSのバージョンによって違うのでその当たりを注意して行わないと行けませんでした。
Fireタブレットには2017年版のFire 7 / HD 8 / HD 10や2018年版のFireタブレット 8などがあり、
- 2017年版のFire 7 / HD 8 / HD 10 … Fire OS 5
- 2018年版のFireタブレット 8 … Fire OS 6
と別れています。
なので、それにあったAPK（ファイル）を適応させます。それぞれ「APKMirror」というサイトのリンクを置いておきます。
Fire OS 5用
Fire OS 5用（対象機種：2017年版Fire 7 / HD 8 / HD 10）
- Google Account Manager 5.1-1743759
- Google Services Framework 5.1-1743759
- Google Play services 11.7.44 (230-173432861)
- Google Play Store 8.5.39.W-all [0] [PR] 178322352
Fire OS 6用
Fire OS 6用（対象機種：2018年版Fireタブレット 8）
- Google Account Manager 7.1.2
- Google Services Framework 7.1.2
- Google Play services 14.3.66 (040300-213742215)
- Google Play Store 12.0.19-all [0] [PR] 215617186
※コチラの情報は、有限工房さんからの引用。
これらのapkをそれぞれのFireタブレットのOSにあわせて、1〜4まで順番に最初から入っているSlikブラウザでダウンロード＆インストールしていけばOKです。
また、リンク先である「APKMirror」では、いくつかの偽ダウンロードボタン（広告）が存在するため、それらが今回のAPKで有ることを注意してダウンロードする必要があります。
そして、これら1〜4をインストールし終えると、タブレットのアプリ一覧に「Google Play」が出ていると思うので、そこからLINEアプリをダウンロードします
また、同様にFacebookアプリもインストールしておいて、コチラは先にログインしておきます。
- Google Playをインストールする
- LINEアプリを入手する
- Facebookアプリを入手してログイン
という二つの作業はコレにて終了。次に、LINEアカウントの以降です。
3.LINEアカウントをFireタブレットに入れる
最後になりましたが、LINEアカウントの引き継ぎ方法です。
先のAタブレットで「アカウントの引き継ぎ設定」を終えているのを確認して次の作業に移ります。
FireタブレットのLINEアプリを起動させると「ログイン」「新規登録」の画面が出ると思います。ここで「ログイン」を選択し「Facebookでログイン」よりログインします。色々調べてみたのですがFacebookでログインするのが一番楽だそうです。
ログインが終わったらトーク履歴の引き継ぎを行います。
[友だち]タブ＞歯車マークの[設定]＞[トーク・通話]＞[トーク履歴のバックアップ・復元]に進み、「復元する」より、Googleアカウントで復元を行います。
※ログインしてない場合は「アカウントの追加」より。
データを読み込み、トーク履歴がGoogleドライブから一括で復元されます。
- ログインはFacebookが楽
- 先のGoogleドライブからバックアップだ
という…流れです。
くっそめんどい仕様
LINEの仕様では、1IDで1端末という極めて不便な仕様になっています。セキュリティを考えてのことでしょうが、普通にグループ内を覗かれていたり、クローンでバックアップとられたりしていた過去を見ている限り、セキュリティはユルユルです。それでいて アカウントが使いづらいです。
それなのに、これだけめんどくさい行動をしないと移動できないという…ね。（だからボクは使ってないんですけどね☆）
まぁ、とりあえず、持ち主の要望通りに新たなAndroidタブレットになりましたしLINEアカウントを無事に引き継げました。
ちゃんとキビキビ動いてくれるのでOKです。
ちなみに、購入したFire HDは下記のモノです。
