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Canon モバイルプリンター SELPHY QX20 レビュー

Canon モバイルプリンター SELPHY QX20 レビュー

モバイルプリンターの選択肢として、Canonの SELPHY QX20 を購入しました。結論から言うと、コスパは正直微妙だけど、それを補って余りあるクオリティの高さがある。そして、何より「熱く語れる」プリンターです。今回は、 SELPHY CP1500との違い も踏まえながら、QX20の魅力や気になるポイントを紹介していきます。

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QX20とは? どんなプリンター?

SELPHY QX20は、 Canonのスクエアフォーマット対応のモバイルフォトプリンター です。スマホから簡単にプリントでき、 どこでも気軽に写真を形にできる のが特徴。プリントは 昇華型熱転写方式 を採用し、 ラミネート加工が施された耐久性のある写真 に仕上がります。

このプリンターを選んだ最大の理由は、 スクエアフォーマット に対応している点。スマホ写真やInstagramに最適な1:1の比率の写真を、その場で美しくプリントできるのが魅力です。

スクウェアと縦長の写真用紙がある

QX20とCP1500の違い(比較表)

SELPHY QX20 SELPHY CP1500
本体サイズ 約102×143×31mm 約182×133×58mm
重さ 約445g 約850g
印刷方式 昇華型熱転写方式 昇華型熱転写方式
対応用紙 シール紙(スクエア、縦長) L判、はがき、カードサイズなど
電源 充電式バッテリー内蔵(Type-C) ACアダプター(バッテリー別売)
Wi-Fi接続 あり あり
スマホアプリ対応 Canon SELPHY Photo Layout Canon PRINT Inkjet/SELPHY
価格(目安) 22,000円 18,480円

QX20は コンパクトで持ち運びやすく、シール紙対応 なのがポイント。一方で CP1500は一般的なL判写真を印刷できる ので、純粋に「写真をプリントしたい」ならCP1500の方が用途は広いです。

QX20はバッテリー内蔵なのが良いです。

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QX20を実際に使ってみた!

実際にQX20で写真をプリントしてみたので、そのセットアップや使用感について紹介します。

セットアップ方法

  1. 充電する(USB-Cケーブルで充電)
  2. 専用アプリ「Canon SELPHY Photo Layout」をダウンロード
  3. インクカートリッジをセット(後述の蓋の問題あり)
  4. 用紙を入れる
  5. Wi-Fi接続でスマホとペアリング
  6. アプリから写真を選び、プリント!

電源ボタンはこれ、これ以外ない

底面のフタを開けて髪を入れる 10枚だけ入る

ここから写真用紙が出る

これはインクカートリッジ、一つにつき20枚可能

側面の蓋を開けてインクカートリッジをいれる、蓋は脆そう

印刷の流れ

印刷は 4パス方式(黄色→マゼンタ→シアン→ラミネート)なので、1枚の写真を仕上げるのに約43秒かかります。これが長いと考えるかどうかはユーザー次第です。

 

最終的にこんな感じで出てきます

Selphyのアプリで簡単操作で印刷可能。印刷の流れはマジで簡単です。

印刷用紙のコーティングの特長

昇華型熱転写方式によるラミネート加工(オーバーコート仕上げ)は、 耐久性や防水性に優れ、色あせしにくい のが特長です。なにより、Canonらしい素直な色味なのが良いです。このタイプのプリンターでよくあるのが色が変なことになるやつがあるんですけど、安心のCanonといったところです。

  • 光沢感のある仕上がり で、写真を水や汚れから保護。
  • 「アルバム保存100年」 を実現し、長期間色あせを防ぐ。

さらに、 印刷後の色の安定性が高く、時間が経っても鮮やかなまま なのもポイントです。「写真」として残したい人はおそらく気に入るポイントだと思います。

詳細なスペックはこちら: Canon SELPHY QX20 スペックページ

QX20のコスパ問題

QX20の インクと用紙はセット販売 されており、1枚あたり約78円 となります。

正直なところ、 コスパはあまり良いとは言えません。ただし、 仕上がりのクオリティは非常に高い ので、「プリントコストよりもクオリティ重視」という人にはおすすめできます。

セール時に まとめ買いしておく のが賢い選択かもしれません。

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ちなみに、スクウェアのほうが僕は好みです。

QX20の気になる点

  1. インクカートリッジの蓋がもろい
    • インクを交換する際に蓋を開ける必要がありますが、この 蓋の耐久性がやや心配 です。
    • しかも、蓋には プリンター登録用のQRコードが書かれている ので、何度も開閉するとQRコードが擦れてしまいそう。
  2. 他の人に試してもらうときに蓋を開けるのが面倒
    • 友人や家族にプリンターを使ってもらう場合、 インクカートリッジの交換時に必ず蓋を開ける必要がある ので、少し気を使う。(実際にイベントではQRコードを大きく用意しているそうです)
  3. あとは単純にランニングコストをどう思うか
  4. もう一つ言うなら、「シール紙」以外はないの?

QX20とCP1500、どちらを選ぶべき?

QX20が向いている人

  • スクエアフォーマットが好き
  • シールプリントを楽しみたい
  • コンパクトなプリンターが欲しい
  • スマホ写真をすぐにプリントしたい

CP1500が向いている人

  • 一般的なL判やはがきサイズの写真を印刷したい
  • コスパを重視したい
  • 家でゆっくり写真をプリントする用途がメイン

どちらも良いです。その場で印刷できるってのが良いです。QX20はバッテリー内蔵。CP1500はオプションでバッテリー(しかも純正はめっちゃ高い)があれば屋外でも利用可能です。コンパクトなQX20、大きく印刷したいCP1500。どっちがいいかはその人次第。

結論:買ってよかった?

個人的には「買ってよかった!」と思っています。

コスト面は気になるものの、 「スマホ写真をその場でプリントできる」という体験には代えがたい価値 があります。そして、これからこのプリンターで どんどん思い出を形にしていくのが楽しみ です。

もし購入を検討しているなら、 QX20とCP1500、それぞれの特性を理解した上で選ぶ のがおすすめです。

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補足、サードパーティの入れ物

純正品は出てないので、サードパーティの入れ物に入れています。天地がわからないのであんまり良くない。

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