スマートフォン用の外付けレンズでお馴染みの「Moment」(モーメント)より、専用アプリがバージョン3.5にアップデートされ動画機能がけっこう強化されました。
Momentといえば、AppleのiPhoneを使って撮られたCMで採用された事でも有名。そんなMomentが写真と動画、両方にアプローチをしていきます。
Momentについては、2018年にKickstarterで注文してから、8ヶ月たった今でも「未だに届いていません」がどうせ必要だろ言うという考えからMomentアプリだけはダウンロードしておきました。
いつのまにかMomentは有料アプリになっていて、それのおかげなのか今回のアップデートがあったのでしょうか。
動画機能が強化されたバージョン3.5にアップデートされたMomentをご紹介します。
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Momentアプリ、アップデートで動画を強化
今回のアップデートはiOS用アプリの方っぽいです。
今回のアプリのアップデートで、プロビデオ機能としてカラープロファイルや波形モニター、ヒストグラムや、高ビットレートでの撮影なんかに対応しました。
- Logやフラットのカラープロファイルが追加
- 波形モニターで輝度を確認できる
- ヒストグラムで映像の色を確認できる(蒸気と併用不可?)
- オーディオメーター完備
とりあえず大きく追加されたのはコチラの機能ですね。
これって、いわゆるプロ的な機能といえるヤツではないでしょうか?
こういったモノが追加されたことにより、Momentアプリを使った動画撮影がより自由度が上がったと言うことです。
ちなみに、オーディオメーターに関しては、外部マイクを使ってもしっかりと反応してくれたのを確認しました(確認したのはShureのMV88です)
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コレに加え、Momentお馴染みのレンズや、2018年に新たに出たAnamorphic(アナモロフィック)レンズを組み合わせれば、より映像がスゴイ事になりそうです。
アナモロフィックレンズにつきましては、冒頭で紹介した2018年4月に注文したレンズです。届かない。悲しみ。
追加されたカラープロファイルでカラーグレーディングの可能性
Momentアプリに追加されたカラープロファイル各種の見た目はこんな感じ。コレをどういったときに使うかというと…。
動画を「動画作品」として残すとき、色味を変えるために「カラーグレーディング」という後処理を行うんですが、それで必要なのがFlatやLogと。(だいぶはしょって描いてます)
んで、Momentアプリがアップデートでそれに対応したって事です。
それについて、Moment公式の映像がありますのでご覧下さい。
Filmic Proとの勝負
iPhoneで撮影するなら見とけ!でお馴染みの「iPhoneographers」さんがアップデートされたMomentアプリと、スマホ用プロ撮影アプリでお馴染みのFilmicProとの比較映像があげられていました。
ここでポイントなのが、どうやら現時点、MomentのLogはちょっと違うLogっぽいです。映像でもあるように、ハイライト部分が潰れちゃっている。ちょっとだけその当たりが残念でした。
まぁただ、アプリの値段差が半端ないので、もし仮に、Momentがこの問題をクリアしてしまったらFilmicProは勝てなくなっちゃうのでは?と思いました。
ってことで、動画アプリの選択肢が増えた
FilmicProほどガッツリとしていませんが、プロ機能が追加されたことで、動画撮影アプリの選択肢としてMomentアプリも出てきましたね。
もし、Momentの外部レンズを使うんであれば、完全にコッチのアプリを使うんだろうな。
ただ、FilmicProのハードウェア関連(ジンバルとかと連携できる)機能が強すぎるので、そっちが良いな…ってのも有るんですよね。
Momentにハードウェアがついたらスマホでの動画撮影は完全にMomentに移っちゃいますねー。
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いや、それよりも、さっさとレンズ届けて欲しい。それだけ…。それだけですよ…。