また、いつものようにコーヒーを淹れる様子を撮影した。これはもう、日常のルーティーンになっている。Chemexを取り出し、豆を挽き、ゆっくりとお湯を注いでいく。ただそれだけの行動だ。でも、この一連の作業が、僕にとっては特別な意味を持つ時間になっている。
単なる習慣かもしれない。だけど、コーヒーを淹れる行為そのものにどこか誇りを感じている自分がいる。毎回、少しでも美味しい一杯を目指して丁寧に手を動かす。その集中力や静かな時間が、自分の中に心地よいリズムを生んでいる気がする。特別ではないけれど、だからこそ大切にしたいと思う瞬間。
最近、この淹れる様子をInstagramのストーリーズに載せることが多くなった。写真を撮るだけで終わらせるのではなく、ちゃんと現像する時間を取るようになった。暖色がかったトーンの写真を選ぶのが好きだ。温かみのある色合いが、コーヒーの香りやその時間の静けさをよく表している気がする。もちろん、冷たい色の写真も好きだ。でも、どこか「こういう自分を見てほしい」と思う気持ちが暖色を選ばせているのかもしれない。自分でも見え透いた下心だと感じるけど、それでも構わない。誰かがその写真を見て「いいね」と言ってくれるなら、それで十分だ。
コーヒーを淹れるこの時間は、ただの生活の一部ではなく、自分を取り戻すための儀式みたいなものかもしれない。忙しい日々の中で、ほんの少しの静けさと向き合える貴重な時間だ。その時間を写真に残すことで、また違う形でその記憶が自分の中に留まる。淹れる行為も、写真を撮る行為も、どちらも自分にとっては同じくらい大切だ。
「その写真が好き」と言ってくれる人がいる限り、続けていこうと思う。したたかに、でも自分らしく。このルーティーンを、そして写真を、これからも大切にしていきたい。
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Chemexについて
前にも説明したが、これはChemexのサーバーだ。円錐形のドリッパーとガラスのサーバーが一体化しているのが特徴で、そのデザイン自体が美しい。実用性と芸術性を兼ね備えているため、家庭用としてだけでなく、キッチンやリビングのインテリアとしても映える存在だ。
Chemexの魅力は、その抽出方法にある。専用のフィルターを使用することで、豆の持つ雑味を抑えつつ、クリアで透き通った味わいを引き出すことができる。コーヒーの風味を純粋に楽しみたい人には、これ以上ない選択だと思う。また、サーバー部分がガラス製なので、抽出の様子を視覚的に楽しめるのもポイントだ。お湯が豆を通過していく過程を眺めていると、コーヒーを淹れる時間そのものが贅沢なひとときになる。
僕もこのChemexを使うようになってから、コーヒーを淹れるという行為そのものにより深く向き合うようになった。美味しい一杯を求めるだけでなく、このサーバーを使うことで、その過程自体が楽しみの一部になる。もしコーヒー好きなら、一度試してみる価値があると思う。
日常の一杯を少しだけ特別なものにしてくれるChemex。興味があるなら、ぜひ手に取ってみてほしい。