2016年頃に、PFUのHHKBにキーボードを変えました。当時は色々とキーボードを打ち込む機会をいただけていて、ちょっとした身体的に問題が出ていた時期でした。
その身体的問題とは、キーボードを打ち込むことで皮膚が炎症してしまうというやべーやつです。
僕の病気である全身性エリテマトーデス ループス腎炎(通称SLE)のステロイド投薬のおかげなのか、皮膚が薄く弱くなっているんです。皮膚が弱い人がキーボードを打ち込んでいるとやっぱりだめだったみたいです。
そこから手が痛くなり、病気が悪化する「再燃」になっちゃいそうな危険が出てきました。「痛い」だけだったら良かったんですが、派生で入院とかもあり得る病気なんですよね。
そこで「手の負担少なくするキーボードはないか?」を探っていき、HHKB(Happy Hacking Keyboard)にたどり着いたのです。
HHKBが来てから指への負担が減っていきキーボードを打ち込むことに安心感を得たわけです。
そんなHHKBについて「1年たったら感想記事を書くか」なんて思っていたのですが、それすら忘れていて、いつの間にか1000日経過してしまってました。
なので「1000日HHKBを使ってみて良かった点、悪かった点」を紹介していきたいなと思います。
スポンサーリンク
HHKBと過ごした1000日
HHKBには種類がいくつかあって、僕が使っているのはHHKBの Professional 2のType-Sってやつです。 HHKB Professionalグレードの静音バージョンのキーボードです。
購入前にとにかく調べまくりました。
HHKBにはLite 2(スタンダードモデル)、Professional 2(最上級モデル)、BT(Bluetoothモデル)、TypeS(静音モデル)とあります。その中でも安価であるLite 2はHHKB本来の憧れである「うち心地」は無いらしく、必然的に上位モデルから選ぶことになりました。
当初BluetoothでワイヤレスなHHKBを考えていたのですが、「静かな方が良くない?」ってことで「Type-S」モデルを選んだわけです。
Professional2とType-Sでは打鍵の感触が違いました。当時HHKBを触らせていただく機会があり、僕が好みだったのはType-Sだったのでそちらを選んだわけです。
ちなみに、打鍵音で言うとProfessional2が「トコトコトコ」に対して、Type-Sは「スコココ」と言ったところでしょうか。まるで違います。
Professionalを使っている人に、Type-Sを試してもらったところ「ちょっと物足りない」という意見をいただけました。打鍵感がある方が好みならProfessional 2で、静が良いならType-Sなのかなーと思います。
あとMacにちゃんと対応しているところが良いですね。
静電容量無接点式が手の負担を減らす
僕が今まで使っていたキーボードは「押し込んで」キーが入力されるスイッチ方式でした。これが指への負担をまねいていて炎症に繋がっていたのです。
一方、HHKBは「静電容量無接点式」が採用されており、キーボードを下まで押し込まなくてもキー入力を感知してくれるます。そのおかげで非常にソフトタッチな入力でキーが打てるのが良いです。
もうこの時点でHHKBを手に入れて良かったと思ったわけです。
3万円近くするキーボード
HHKBのType-Sは29,800円(購入当時)と、「もはや3万円イケよ」と思えるほどキーボードとしては高級な値段です。
ところがある助言でこの「3万円」という価格が非常に安く感じたのです。
「キーボードは生涯使うから」という言葉。この言葉が僕の背中を押してくれました。
ほぼ毎日使っていて、なおかつ1000日使用したHHKB・・・1日あたり・・・たったの30円ですよ?安くないですか?もはや実質タダみたいなものです。実質タダだったんです。何も考えずにそのまま買っちゃえばいいんです。
「日数で割ったら実質タダ」方式で購入すれば全く高くありませんでした。あと数年このキーボードでイケるでしょうしね。
HHKBの良かった点、悪かった点
HHKBの良かった点は何か
さて、本題に入りましょうか。
HHKBにした良かった点。やっぱり指の負担がかなり減った点でしょう。もし、あのまま別のキーボードを使い続けていたら、きっと再燃していたでしょうし(というかマジで危なかった)いただいた仕事を全うすることはできなかったでしょう。
HHKBを手に入れたのは、それぐらい重要なターニングポイントになっているんだと思います。僕にとってのめっちゃメリットです。
あれから色々なお仕事やらせていただいたりしました。もちろんHHKBと一緒にです。
これからの人生、ほぼキーボードを打ち込む毎日を送ると思っているので、そんな「生涯をともにできる相棒」がHHKBなんですよ。
僕の人生に光を宿してくれた・・・なんて言ったら大げさですかね?
あと見た目が美しいです。日々ずーっと見る物はやっぱり綺麗なかっこよくデザインがしっかりしている物が良いですよね。HHKBはシンプルかつスタイリッシュでカッコいいですよ。
HHKBの悪かった点は何か
こんな褒めているHHKBですが、もちろん悪い点があります。悪い点というか、どちらかというと気になる点ですかね。あと、改善したバージョン出して欲しい点です。
まずはあれですかね「キーボードの値段」です。
先ほど「実質タダ」的なことをほざいてみましたが、いや3万じゃん。ちょっとしたアクションカメラとかスライダー買えちゃいますね。いやー、たけーなー。
と「買う気持ち」を止めてしまう点ですかね。「○○日使えば実質タダ」論が出るまで購入に躊躇してしまうというのが残念な点です。
次に悪いと思ったのは、HHKBの有線USBがまさかの「USB mini-B」なんです。
今でこそ「USB Type-C」が広まってますが、当時はすでに「micro-B」がはやってました。そんな中で「mini-B」という規格・・・。
正直「今時無いわー」って思いました。HHKBのためだけに別途Mini-Bのケーブルを新調しましたからね。ここは是非ともアップデートしてほしいです。Mini-Bである必要性はありません。もし、仮に、Type-SのType-Cポートになったバージョンが出たらそちらを購入するでしょうね。
が、ケーブル問題は刺してしまえば運用にまったく支障が無いところでもあります。気にしすぎでしょうか?いや、改善してほしいですね。デメリットだと思われ。
つまるところ、「値段」と「USBポート」がHHKBに対しての不満です。キーボーとしてたいした不満では無いのはHHKBのおかげなのでしょう。
・
・
・
ちなみにですが、僕は「日本語配列」ではなく、「英語配列」(USキーボード)にしました。英語配列の使用としては「方向キー」が無いなどの特徴がありますが、1000日使ってきて特に問題になっていることはありません。
要は慣れです。
方向キーもファンクションキーと併用して打てますから全く問題ないですよー。
スポンサーリンク
これからもHHKBと共に
HHKBと過ごした1000日、とても有意義に過ごせていると思います。タイピング行為が「楽しい」と思えるほど快適な魅惑のキーボードです。
もし、HHKBに興味がある人は、是非とも一度どこかでたたいてみて欲しいです。そして好みのHHKBを選んで欲しいです。
僕はこれからも数年から人生を終える頃まで、このキーボードでやっていこうと思います。
P.S.
写真を撮っていて気づいたのですが、あまりにもゴミが入っていたのでその後キートップを全部外して掃除しました。今ではピッカピカです。