小学館の雑誌、IKKIで連載中の林田球(著)ドロヘドロ.1999年から連載をしている漫画であります.ダークであり、ユーモアがあり、そんでもって引きこまれてしまう作品です.絵はホーラーでグロテスクなんですが、各キャラクターのユーモアがなんとも言えないくらい癖になります.是非オススメしたい漫画.
ドロヘドロは主人公であるカイマン(トカゲ男)がいきなり人を口に含んでいるシーンから始まります.カイマンは魔法使いの世界から来た魔法使いによって頭部をトカゲに変えられて、記憶を失った男です.その友人がニカイドウ.カイマンは魔法使いを口に含むことによって、口の中の男に問わせます.
『お前は違う』
カイマンは「『中の奴』に何と言われた?」と相手に問い、違ったのでその魔法使いを殺っちゃいます.そういう話です.
ニカイドウはニカイドウで「ホール」にくる魔法使いと戦っています.かといって魔法使いが悪者という世界ではないような気がします.(いや、先の話を知っているんですけどね)ただ、魔法の実験に「ホール」の住人を使っているので悪い印象ですね.その後出てくるマフィアの「煙(えん)」さんのファミリーが面白いです.
カイマン(左)とニカイドウ(右)です.この漫画にでてくる食べ物はなんか美味しそう!
ニカイドウは何やら裏のある(いや、知ってますけど)餃子屋です(;´Д`)普通に格闘が強い女です.カイマンの友達であり、カイマンに餃子を提供する人です.基本つえーっす.
ニカイドウの「裏」は結構先に出ます.カイマンに隠している秘密は結構予想はつきました.が、予想を上回ってました.まだまだ先なので楽しみです.
現在2012年.10年以上前に連載が開始された漫画.コアなファンもいて、好き嫌いも激しいと思います.ボクは好きな作品です.とっても不思議に魅力のある漫画.林田球さんの『ドロヘドロ』でした.
……混沌の中.それが……ドロヘドロ!