寒くなってくると窓が大きい部屋なんかは窓から来る外の冷気がまるっと入ってきて寒くなっちゃいます。そんなときに良いとされるのが「二重窓」や「内窓」ってやつです。単純に外と部屋の間に層が増えることで冷気を防ぐ(だいぶはしょって描いてます)みたいなものです。それって窓の大きさによって工費も変わっちゃって、まぁ一生物と言えば一生物なんですけど、あんまり工事したくないなー、高いなーなんて思ってます。
でもお風呂やトイレなんかは内窓がないと寒いなと思っちゃいます。常にシャワーで空間を暖めるわけには行かないですし、暖房器具を入れるわけには行かないですしーみたいなことでそこだけは内窓を…なんて思ってました。
あ、せや、作っちゃえ。
と内窓を作ってみました。ちなみにつっくったのは1年ほど前で、今年も完全に寒くなる前にそいつを取付ようと思います。
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簡単に内窓を自作して冷気からお別れ
超厳密に言うとですけど、長時間、例えば5時間ぐらいたてば当然外の冷気がつたわって寒くなっちゃいます。そのアタリは自作なので許して下され。また開閉する予定のある窓には取り付けない方が無難です。もちろん取り付けても良いですけど。
ということで、こちらがポリカーボネートを利用した自作の内窓です。ポリカーボネートってのは、用はプラスチックの板みたいなものです。それの中空という管が板状に張り巡らされたみたいな、中に隙間が空いている板です。これにより、内窓と同等の効果を出すというハックです。
僕が利用したのは、トラスコ中山(トラスコさん、いつも有り難うございます)が出している、ポリカーボネートです。3x6サイズで6mm厚というものです。この厚みは窓によって変えれば良いと思います。大事なのが「透明」と言うところですね。単に板を張っても同様の効果がありますが、光が入らなくなるので窓と言うより壁になります。
非常に簡単にどう作るかというと、窓の大きさより1-5mm程度小さめにポリカーボネートを切り取り、その隙間を入れるための材料をはめれば良いです。
隙間を埋めるのは「コーナーガード」(コーナークッション)という物を利用しました。別にコーナーガードではなくて良いですが、弾力性のある素材(ニトリル、NBR)が利用され、帯状で売っている製品の代用案が思いつかなかったのでこいつにしました。
これを切り出したポリカーボネートの周りに置いちゃいます。窓より少し小さいポリカーボネートを数mmの隙間をこのコーナーガードで埋めちゃうわけです。ニトリルなので隙間なく埋まっちゃってくれます。ちなみに上記のコーナーガードの特徴として、段差が所々にあります。この薄くなっているでこぼこしたところがあるヤツの方が取り付けやすいと思います。
切り取ったポリカーボネートの端っこをコーナーガード(ニトリル)で埋めちゃいます。クッション性があり、それを潰して隙間をうめます。ダメになるとしたらニトリルの方で、ポリカーボネートは水にかなり強いはずです。なので、もしダメになったとしてもコーナーガード部分を取り外して入れ替えるだけという簡単作業で済みます。
ちなみに打ちの窓は「段差」があるタイプのところで、その段差に板をあてがうことにしました。一般的な窓の場合、窓枠に貼り付けるみたいなことに成ると思います。
こんな感じに埋めちゃいます。
これがビフォアの窓。
これがアフターの窓。厳密には若干暗くなりますが、ほぼほぼ変わらないと思います。そもそもこれはお風呂で外の光を必要とする施設では無いですし。
実際に温度はどうなるのか
実測をしたわけでは無いですが、確実に温度は変わります。今回紹介した窓は、浴槽の真上に有る場所で、冷気が降りてくる場所だったのですが、それが無いのです。自作内窓を貼る前は「肌寒い」という感覚があったのですが、それを取り付けてからはそういった物がなくなりました。滞在していても寒いと思わなくなります。
究極窓が無いのが寒くならないようです。ただ、それだとダメだーってので窓があって、二重窓なんかが販売されています。でも二重窓や内窓はたかい。なら作っちゃうカーという記事でした。ポリカーボネートやコーナーガード自体はホームセンターとかでも売ってますので是非見かけたらチャレンジしてみて下さい。