漫画『無限の住人』などでお馴染みの、沙村広明(さむらひろあき)さんをご存知?この人って、短篇集を幾つか出していて、2014年3月に『幻想ギネコクラシー』が世に出ました。世の中に対して欲求がある人が読みそうな雑誌『楽園 Le Paradis』でいくつかお話が出していたみたいです。最近になって、『楽園 Le Paradis』を読み始めました。
そして、この沙村広明さんの短編を読んで「どうして楽園を今まで読んでいなかったのか」と思わせるほど脳みそを弄くり倒して、脳汁やら色々なた家域をぶちまけれそうな漫画でした。Amazonレビューでも「これはヒドイw」というモノを見かけるほどの内容です。
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『幻想ギネコクラシー』
目付きが悪い女性を描くのがなんともうまい沙村広明さん。ドSな女性の風貌を書かせたらきっとこの人の右に出る人はいないんじゃないでしょうか?漫画の中にもエロやらグロやらグロやらグロやらなんかいっぱいあります!
これは面白い、サイコーじゃないですか!
あの画力でまじめに全力にふざけられたら降参するしかない
「楽園からのハッピー・バースデー」これがヒドイw最高にヒドイw
Via:Amazonレビューより
えぇ、全力で投げて豪速球のままふざけて、ピッチャーごとぶっ殺したような内容です。絵が旨いのにギャグ。エロいのにギャグ。エロいのにグロい。みたいなそんなアレです。
沙村広明さんといえば、人でなしの恋 (エロ・グロ・観覧注意・検索注意)なイラストで暗いイメージがあったのですが、ここまで笑わせてもらうと新たな一面を見た気がします。「人でなしの恋」もGUMIさんの許可さえ降りれば、是非家に招き入れたい書籍だったりするんですけどね。一度しか見たこと無いのにものすごい印象深いものでした。
※興味本位で調べるべからず
好きな短編
短篇集にはパロディーネタも有り、これは竹取物語をパロった作品。実は、かぐや姫(漫画ではカグア)が地球に来た考えなしの宇宙人のカップルっていう設定です。最後まで読まないと「竹取物語」ってわからないのですが、よく考えられた作品でした。
コチラは、神様が地球を作る話。一度地球作成で失敗した神様が、神の息子に任せて作ってもらうことに。しかし、その息子がクソ野郎(ヒルズ族みたいな)でいきなり女性を二人作ったり(通常はアダムとイブを作る)、動物殺しまくったりでイラン事になる。
オチが素敵。
kissaten的話
『無限の住人』はそんなにグロくないけど、辛い部分の沙村広明を知っていて、その絵に抵抗がなければ笑えるものです。エロい、グロイ、オモロイの三拍子揃っています。どれかひとつでも当てはまれば沙村広明さんの作品ってあたりなんですよ。
ちなみに、このついでにもう一つ古い沙村広明さんの短篇集をゲットしました。「シズルキネマ」が載っているシスタージェネレーター です。ヴィレッジヴァンガードにてゲット。