万年筆、なんか小洒落た雰囲気が漂ってきそうな文房具です。
「万年筆って高級なんだろ?」と思っている人へ、実はそんなに高くないやつもあります。
僕がLAMYのアルスターを手に入れたのは2014年のことだ。当時、MOLESKINEのノートとかにびっしりとネタとかを書いていた時期で、『どうせなら書くアイテムもカッコつけてみよう』と万年筆をあさりはじめた。最初に見たのはめっちゃ高級な万年筆。「こんなの買えるか!」とフンガフンガしていたところに、「手の届く価格」でなおかつ「かっこいい外見」のアイテムを見つけた。それがLAMYのアルスターだったのだ。
もともと学生とか…というか子供向けに作られているものらしいのだけど、そのフォルムに惹かれ、カッコつけたい当時の自分にはかなり刺さったアイテムだった。
そんなLAMYのアルスターを紹介させて下さい。
スポンサーリンク
カッコつけで万年筆、いいじゃないか
万年筆ってどんなイメージがありますかね?正直当時の僕にとては「おっさんが使うアイテム」「ただただ高いやつ」「でもなんか持っているとかっこいい」という印象です。コーヒーミルや椅子、服装にこだわったりする前の感覚。いや、いうても24歳のときなんスけどね。
当時、なんか色々焦ってたりシてカッコつけたかったんでしょうね。だから少し高めのメモ帳MOLESKINE(ものは最高に良い)とか、ミニマリストになってみようとか色々浮遊していたときです。結局は高いやつはそれなりに最高に良くて今でも使っていたり、ミニマリストは諦めたりしました。その時残ったMOLESKINEノートの相棒に、LAMY アルスターが選ばれてました。お金はそんなにかけられないけど、見た目がなんかかっこいいなっていうやつです。ドイツメーカーですし。別にそれを手に入れたら女性にモテるとか家が買えるとかではないですけど、自己満足で、結構合格点を叩き出したわけです。
やすいっていう手も、それなりの値段なので今でもちゃんと使えているアルスターちゃん。
書くときの、「シャリ…シャリ」という手応えや音がとにかく素敵。インクカートリッジでインクを保持するスタイルで、インクの交換ももちろん行えます。(掃除はめっちゃめんどい)
最初に買ったインクは、LAMY純正のブラックで、「とりあえず試しに」で購入したけど結構いい感じだったのを覚えています。万年筆って、ペン先(ニブ)からの出方で文字の雰囲気が変わるんですよね。ボールペンのように均一ではない線がとにかく素敵なんですよ。
ちなみに僕が手に入れたのは、MOLESKINEにいい感じに書くために「EF:極細字」を選んだんですけど、今もし選ぶんだったら「F:細字」か「M:中字」かなーって思います。さっき行った、ペン先のおかげで文字の雰囲気が変わるんです。縦とか横とか、そういう角度で文字の太さが変わってくる。それが万年筆でかく魅力ですね。
ただ、現状アルスターちゃんが全く壊れてくれないので、買い替えは当分ないかなと…買い足し…は嫁氏が切れてきそう。「ペンあるやん」「かけるやんこれ」って怒ってきそうです。
更にちなみになんですけど、万年筆って別に「万年使えるから」って意味ではないっぽいんすよね。道具はいつか壊れるからね。
インク交換は至高の遊び
万年筆なのでインクが交換できるんですよね。僕も何個か手に入れましたけど、ちょうど最近手に入れたインクを紹介します。(というか手に入れたので記事にしようと思った)
文具メーカーパイロットが出しているiroshizuku(色彩雫)シリーズの「月夜」です。
その名の通り、ブルーでもブルーブラックでもなく、「月夜」な色のインクなんです。これはどのタイミングだったかわかりませんけど、ブロガーさんがコレを紹介していて「うわー、これいいなー」って思ったんです。それで「あ、インク変えよう」ってときに思い出して選びました。インクを探してコイツを見つけた時、いろんな記憶が蘇ってよかったですね。それで、まぁちょっとしたあこがれで、結局手を出さず、やっと手に入れた…みたいな。
昔好きだった人を街で見かけて、声かけてみたって感じですかね?そんな感じ?
どんな色やねんってことで、ヨルシカの藍二乗のMVを置いておきます。このMVの中に何度も何度も「月夜」が出てきます。この楽曲は、以前このブログでも紹介したプロフォトグラファーのシノタク先生に教えていただきました。先生が好きな曲なんですって!
いい感じの青、欲しい人は「月夜」を試してみてほしい。
いうても、全然高くないんだけどね…タイミングやね、やっぱり。
スポンサーリンク
初めての万年筆にどうでしょうか
はじめは「かっこつけ」から。
今でもカッコつけの部分はあるものの、僕にとってとても気持ちよく書かせてくれるアイテムになりました。万年筆に興味を持って、何を買えばいいかわからねー、ってひとはLamy アルスターで良いと思います。かっこいいし、手を出しやすい。
あ、値段、ですね。Lamy アルスターの値段。
バージョンやカラー、限定者とかにもよりますけど、こんな感じの価格帯となっています。
ちなみに、アルスターは金属製なんですけど、プラスチックでフォルムが一緒のSafariってシリーズもあります。僕、この記事を書く直前までSafariとアルスターを間違って覚えてました。Lamy アルスターが金属で少しだけ高い、Safariはめちゃ安いです。高いといっても上記のお値段です。カラーバリエーションめっちゃあるんで、好きなカラーを探しましょう!
以下、関連アイテム。
LAMYにはこういうカートリッジが売られています。
別メーカーなどのインクを入れたいときはこういったコンバーターをいれて使います。
コンバーターとインクボトルを買ったほうがコスパは良いです。あと、「万年筆を使ってる感」がめっちゃ出る。
パイロットiroshizukuの「月夜」以外に、僕が使ってみたいのが「深海」と「竹林」です。コレをもし使うとなったら、今入っているインクを全部出して、時間かけて洗って、インクを補充…ってのシなくちゃいけないのでぶっちゃけ専用のLAMYが欲しくなるんですよ。嫁師にそれを伝えても…あとはおわかりのとおりです。
ってことで、楽しもう、LAMYで万年筆を。