つい先日、書家の伊藤潤一さんを撮影する機会をいただいた。「家に来て撮らせてください」と、ある場でお願いしたところ、「いいっすよ」と快く承諾してくれた。そして迎えた撮影当日。伊藤さんのご自宅で、彼自身の個性を引き出すような写真を撮ることに挑んだ。 伊藤潤一さんと言えば、どこかアクアマンでおなじみのジェイソン・モモアを彷彿とさせる顔立ち。純日本人ながら、陰影が際立つ彫りの深い表情がとても印象的だ。そのため、今回の撮影ではライティングを駆使して彼の顔立ちや雰囲気を最大限に引き出すことを意識した。陰影を活かした力 ...