先日手に入れたポケシネBMPCC4Kのためにいくつアアクセサリーを増やしたので紹介したいと思います。
Blackmagic Design社のシネマカメラ「BMPCC4K」は、ソレ本体ではもちろん動かず、ソレのための「レンズ」、そして「ストレージ」…これらがあって初めて駆動します。一方、実はソレだけではちょっと「物足りないな」感が出てきちゃう現象もあります。
そもそも「シネマカメラで映像を撮りたい」なんてメンツの人は、決してカメラ単品で終わるはずもなく、更にいくつかの撮影アイテムを使って撮影に望むのです。
ということで、素人ながらいくつかのアクセサリーを増やしてみたのでご紹介します。
BMPCC4Kを手に入れるなら持っておいても良いなーってアイテムだと思ってください。
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BMPCC4Kのためにあってよかったアイテムたち
まずは対応するレンズ
まずはなんと言っても映像を取るためのレンズです。BMPCC4Kはマイクロフォーサーズのレンズに対応しており、撮りたい映像に合わせてレンズを変えられるようになっています。
その中でもコスパよく、レンズ内手ぶれ補正もついている「オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO」が各所で好評だそうです。「だそうです」…ってことは僕は持っていません。
もともとマイクロフォーサーズマウントのものを持っていなく、Canonの一眼レフを使い続けてきました。なのでCanonレンズ資産はあって…でもBMPCC4Kのために買い増しは難しい…。
ってことで必要になってくるのがアダプターです。
CanonのEFやEF-Sのレンズをマイクロフォーサーズマウントに変換してくれるアダプターってのがあります。こちらのCommliteのマウントも各所で導入事例があって、「EFマウントレンズ多いからこっちで行くか」とBMPCC4Kを手に入れる前に考えていました。
そして、前々から持っていた「中古で手に入れられる手ぶれ補正付き便利ズームレンズ」といわれる EF28-135mm F3.5-5.6 IS USMを取り付けて使っています。レンズ手ぶれ補正あるのに安く手に入るという素晴らしいレンズです。状態が良いものを見つけたらぜひ手に入れてください。
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「便利レンズ」のEF28-135mm F3.5-5.6 IS USMを手に入れた
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EF28-135mm F3.5-5.6 IS USMでどんな絵が撮れるかは上記記事をご覧ください。
ちなみに、他にもEFマウントのSAMYANGの超広角レンズとかもいい感じに使えていますのでおすすめです。
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もし今後レンズを追加購入するとしたら、マイクロフォーサーズにするかEFマウントのシグマのレンズを追加します。
どうもこちらのレンズがBMPCC4Kに相性が良いらしく、今後いくとしたらこいつかなー。
あと、外で必要なのがNDフィルターですね。可変NDフィルターがあると便利ですよ。
絶対に必要なストレージ
BMPCC4Kはいくつかの方法で記録が可能です。CFastやUHS-ⅡのSDで記録ができる他、Type-C経由でSSDにデータを保存できてしまいます。
書き込める容量が絶対的に必要なので(めちゃくちゃストレージを食う)、SSDを使うことが推薦されているという。
よく言われるのが、「SanDisk Extreme Portable SSD」や「Samsung Portable SSD T5」の二種です。
んで、僕は、SANDISKさんのSSDを持っていたのでそちらを使って運用しています。
SanDisk Extreme Portable SSDの特徴といえば、カラビナとかを取り付けられる大きな穴があります。これを使って、BMPCC4Kに取り付けちゃっています。結構安定するので良かったなと思います。
このストレージでどれだけ書き込めるかとかは別記事で考えているのでしばしお待ち下さい。とりあえず、SSDの方が良いです。
実はめっちゃコストがかかるバッテリーまわり
BMPCC4Kは、標準でCanonのLP-E6がバッテリーとして使われている。僕はCanon一派だったので、このバッテリーが家にいっぱいあり、「やったぜ、バッテリー困らない」なんて思っていました。
ところがどっこい、実はSSDの欠点として、バッテリーを少し使って運用することになります。
そうなると、通常1時間ぐらい持ってくれるところが、30~40分ぐらいで撮影終了してしまうのです。
いやいや、1時間て…やばない?…何撮れるん?
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を解消しようと思って、僕はバッテリーを色々と工夫しました。
(まじで最初はそうおもっていた)
BMPCC4Kの仕様をみていくと、どうも12-20Vあれば動くとのこと。そして給電方法として、先のLP-E6のバッテリーか、ソレを充電するためのWeipuコネクタからの供給が必要だと判明しました。
ってなってくると、BMPCC4Kに電源を供給する方法が2種類案として登場です。
一つは、LP-E6のダミーバッテリー(カプラ)を使って供給する方法。2つは、何かしらのバッテリーからWeipuに変換する方法です。
そして、そのうち僕は電源カプラを使ってBMPCC4Kに給電することにしました。
先に言っておくと、自己責任レベルの話なのでご注意。
まずは、Smallrigさんが出している、SONYのF970などをマウントさせて、12Vの電圧を変換してBMPCC4Kに供給してくれるやつがひつように。
そして、そこからDCケーブルで、LP-E6の電源カプラに供給します。
ぶっちゃけ、めちゃくちゃ不格好になりますが、これで大容量のバッテリーを搭載することが出来ました。
実際に僕が使っているバッテリーは上記のもので、これをマウントさせちゃいます。
ちなみに、LP-E6では30~40分程度だったところが、こちらのF970バッテリーをマウントさせた状態だと2時間30分程度、撮りっぱなしが可能です。「2時間も撮りっぱなし」はしないでしょうけど、実際に実験してこの結果を得ました。
また、先程のSmallrigのバッテリーマウントを使って、Weipuに供給することも出来ます。
僕は実際に手に入れて実験してませんが、こういったアイテムが存在しているので、可能な可能性が高いです。電源カプラよりも若干軽くなるので、もしかしたらこっちのほうが良いかも知れません。
また、さらに言えば、「DC出力のあるバッテリー」も普通に存在していて、先の電源カプラと組み合わせることも可能です。僕はこちらのバッテリーで試して、ちゃんと動作してくれたのでこちらも使っていこうかなーとおもってます。ちなみに、このバッテリーは15V近く出ます。ジャンプスターターとか調べると大容量でDC出力のあるバッテリーがたくさん出てきます。
もちろん、カメラ系のちゃんとしたバッテリーもあるんですけど、たけーんですよね。
これはマジであったほうが良いケージ
先程も出てきたSmallrig(スモールリグ)さんなんですけど、そちらが出しているBMPCC4Kようのケージがあります。「ケージ」ってなんぞやと。まぁ、あれです。「カメラを拡張してくれる箱」です。
こいつをつけたら、さらにライトを付けたり、ハンドルを取り付けたり、ディスプレイを付けたり、マイクを付けたり…なんか色々と追加することできちゃいます。
カスタマイズする人にとってはめっちゃ重要なアイテムです。先のバッテリーのマウントとかももちろんこのケージに取り付けています。
ちなみに、Smallrigさんの製品は、Amazonで買うより本家で買ったほうが絶対に安いです。こちらのリンクから購入していただけると10%オフになるらしいのでもし公式HPから購入する人が居たらぜひどうぜ。
セールやクーポンとかも結構出ているからおすすめですよ!
あと、僕は、BMPCC4K用のSmallrigケージは「ハーフサイズ」のものにしています。
その理由は後ほど…。
重要度は低いもののあったほうが良いもの
音にこだわるならマイクが必要?
BMPCC4Kって実はマイクがちゃんとしているから音もきれいなんですよね。でもでも、やっぱりこだわるならマイクを手に入れたほうがいいんだろうなーって思います。
BMPCC4Kはやっぱり映像用カメラってことがあって、ミニXLRを搭載しています。これによって、マイクを選ぶ幅も増え、音にめっちゃ拘れる…と。
たとえば、ゼンハイザーさんのこちらのマイクとか、RodeとかTASCAMとかAudio-Technicaさんとか色々と選べるのも良いですね。
いや、まだ僕はこの領域に行けない。
ライトってあったほうが良いよね?
実はいくつかポータブルなライトも持っていて、「なんか使い方わからんけど、使えるようになっとこう」ってのがあります。
僕が持っているライトはこんな感じのです。
小さいくせに、結構明るい系のライトです。これらを使って撮っているビデオグラファーさんを多々見かけた(プロモーションかも知れないけど)ので導入しています。BL-P1にいたっては、RGBカラーを自由にかえれるので面白いんスよね。なんか作例撮りたいです。
外部モニターがあってもよいのでは?
いわゆるフィールドモニターはあったほうがいいんじゃないかなーっておもってます。
とりあえず導入してあるのは、外でもいい感じの2200nit(ディスプレイ明るさの指標)あるモニターです。
安価で有名所でいうと、FeelworldやAndycineなんかが上がります。高級路線(って僕は呼んでる)でいうと、SmallHDや、Atomosなんかのモニターを使えばいいのかなーと。
外で撮るならフィールドモニターはあったほうが絶対に良いって思ってます。
ちなみにAtomosのNinja Vがほしい。普通に高い。レンズ買うし、この値段なら。
三脚や一脚で気持ちよく
あたりまえだけど、三脚や一脚があるとめっちゃ安定します。
例えばパン撮影(左右にカメラを動かすやつ)をやるときでも手で持ってやるのと三脚や一脚を持ってやるのとでは大違いですからね。
もちろん、レンズ内手ぶれ補正があっても同じです。
ガッツリやりたいなら、三脚を使って。手軽にやりたいなら1脚が良いんではないでしょうかね?
一脚ってめちゃくちゃ安いところからめっちゃ高いところまであります。ぶっちゃけ値段によって性能が分けられてるんじゃないかってぐらいにおもってます。(ただし高ければ良いってわけではもちろんない)
BMPCC4Kを外で気軽に使いたいなら、やっぱり一脚ですね。
でも、正直ビデオ雲台をちゃんとしたやつ所持してないので、ビデオ雲台を新しくしたいですね。ビデオ雲台詳しくない…。
安定して撮りたいならジンバル
ぬるっとした映像を撮りたいならやっぱりジンバルは必須です。
オンラインサロン「ハワードフルタサロン」では、DJIのRonin-SとBMPCC4Kの組み合わせがよく紹介されています。
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んでー、僕はRonin-Sは所持してなくて、代わりにFeiyuTechさんのジンバルを使っています。
前々から使っていたジンバルがそのまま使えるのに越したことありませんからね。FeiyuTechさんからはAK4000の上位機AK4500も出るそうなので、めっちゃ気になってます。普通にAK4500ほしい。
実は、ジンバルにマウントさせるために、Smallrigのケージを使っていると言っても過言ではありません。
BMPCC4Kは普通のカメラと違って持ちてから見て右側に広がっているカメラです。そのため、重心位置が中心から離れており、ジンバルに取り付けるためには横にシフトしてあげないといけない。
なので、Smallrigさんのようなケージが必要になってくるんです。
これでAK4000に簡単にマウントさせれました。
そして、先程ハーフサイズを選ぶ理由を書いてませんでしたが、このジンバルに関わってきます。
ただでさえゲージで重さが増してしまうのに、ジンバル搭載すると考えたら、できれば軽いほうが良いですよね…ってことで、ハーフサイズにしています。ジンバルに搭載予定ならハーフサイズでいいと思われ。
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BMPCC4Kの可能性を広げ映像制作を豊かに
ってことで、僕がBMPCC4Kのために使っている、もしくは使いたいアクセサリーをまとめてみました。ぶっちゃけ、プロではないので、一般の人が手を出しやすいものだと思います。いや、それでも総額がやばいですね。
今、何かしらお金があってアップグレードするとしたら、マイクが絶対的にほしいです。
ゼンハイザーさんは高い…からRodeさん?タスカムさん?いやいや…どちらにせよ諭吉が消えていく。
動画を趣味に…する人にとっては出費が高いですが、僕はこれを何かしらのお金に変えていくつもりです。というか、先日お金に変わってくれたので、まじで助かりますわー。自分で撮って映像を制作してお金に変わったのは初めてかも。
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とりあえず、アクセサリーまとめてみたよ。欲しい人はゲットしてね!
…というよりも、一つずつアイテムをちゃんとレビューしてかないといけないなーと思いました。その記事が上がったら追記していきたいです。
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